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2025年11月23日
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だし粉末

2013年07月13日

いよいよ夏も本格化といったところ、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
ここフフホトは例年に比べて雨が多く、特に先月末から今月頭にかけて
毎日のように夜は土砂降り、それでいて昼間は晴れるせいで非常に蒸し暑かったです。
日本人からすれば何をその程度でと鼻で笑われる程度の湿度なんですが、
体がすっかり大陸気候に馴染んでいるのでなかなかきつかったです。
日本の夏を知っている自分がこれですから、クラスメートたちの様子は察して余りありますね。
誰も彼も全く授業に臨む体勢が取れず、普段真面目な子まで机に突っ伏してました。

ただ、こうなった原因は雨が多かったというだけではなく、
フフホトの都市化が進んでいるということも大きいです。
同じく都市化が進んで20年前より遥かに蒸し暑くなった北京と比べればまだマシですが、
昔のカラッとした感じはほとんどなくなりました。
人口も増加の一途ですし、いずれ北京みたいになってしまうんですかねぇ。





さて、7月と言えば日本で言う年度末。そして別れの季節でもあります。
北京大学など名のある大きな大学なら本科生や学院生としての留学生も多いのでしょうが、
残念ながらここ未開の地フフホトに留学に来る日本人はほとんどが短期の言語生です。
元々日本人の絶対数が少ないので、仲良くなるのにさほど時間もかからないのですが、
それだけに毎年やって来る別れが辛いですね。特に今年は皆と仲良くなれたのでそう思います。

そんな辛い別れについて来る副産物として、荷物整理というものがあります。
適当な言葉が思い浮かばないので荷物整理ということにしましたが、
要は国に帰る留学生が持ち帰らないあれこれを他の人に譲り渡すことです。
布団やら自転車やら、あとは湯沸かし器などの電化製品などですか。
大抵はルームメイトに渡ったり、そのまま部屋に放置していくことで次にその部屋に
入った人の持ち物になったりするのですが、食材だけはそういうわけにいきません。
元々ほとんどの学生が寮住まいで自由に料理ができる環境にはないのですが、
それでも塩や醤油など基本的な調味料は買い備えている人が多く、その辺が結構余るんですね。

そんなわけで、料理を趣味としていて外住まいの自分には余った食材が回ってくることが多いです。
こちらとしても料理の材料は何であっても大歓迎なので積極的に引き取っているのですが、
もらった食材の種類と使用状況で各自の食生活が何となく見えるのがなかなか面白いですね。
もらった中に使いかけの五香粉があるのを見て、中国的な味付けに手を出してたんだなーと思ったり、
未開封の酢飯の素を見て、やっぱり中国の米では寿司を作る気にはなれなかったんだなと思ったり。

そんな中、料理をする日本人の人から食材をもらう時必ず含まれるものがあります。
ちょっと考えればすぐ分かるものですが、和食を作ろうと思ったら大抵必要になるもの。

そうです。日本人のソウルフードと言ったらアレしかありません。




 ↑ アレ



うどんを作るにも煮物を作るにも何を作るにもとりあえずこれがあれば安心な一品。
昆布や椎茸はここでも手に入りますが、だしが取れるような鰹節は売ってませんからね。
この味付け、現地の人にはあまり受けがよくないのですが、我々には慣れ親しんだ味ですし、
定期的に食べたくなるのは仕方がないでしょう。
とは言え、ひとり分の料理を作るのに一度に使うのはせいぜい小さじ1~2杯程度。
となると必然、大量に余らせることになるわけで・・・。





↑ 皆が余らせたものを引き取った結果



(どうしようこれ)



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